【お地蔵さん】って何?

生活記事

みなさんご存知ですよね。

お地蔵さん』…

そう、いたるところで見掛けることも多く、「とげぬき地蔵」、「子安地蔵」、「身代わり地蔵」、「道祖神さま」などさまざまな呼び名で親しまれているとても身近な存在ですよね。

また、道路を走っていてもあちこちで見かけます。

でも、「お地蔵さんって一体何者なんだろう?」と疑問を感じたことはありませんか?

多くの方は正しく答えられないのではないでしょうか。

そこで今日は、意外と知られていないお地蔵さんのことをお話しします。

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『お地蔵さん』って一体なに?

なんとなく、「仏教に関係する神様でしょ?」くらいの認識ではないでしょうか。実のところ私がそうです。

「お地蔵さん」を語るにはまず、仏教の”輪廻転生”という思想の事をお話ししなくてはなりせん。
仏教では『すべての命は六つの世界に転生する』といわれています。六つの世界とは六道(りくどう)と呼ばれていて

天道(てんどう)

天(てん)と呼ばれる神々が住む世界。{日々を面白おかしく過ごせますが, 不死ではなく生前の行い次第では他 の世界におくられます。}

・人間道(にんげんどう)

私たちの生活している世界。{なんだかんだでいろいろと大変な世界}

・修羅道(あしゅらどう)

阿修羅(あしゅら)の住む世界。{一日三回激戦を強いられます。ん?私たちの世界でもそんなとこがあるような気がしないでもありませんが…}

・畜生道(ちくしょうどう)

人間以外の生物が生きる世界。

・餓鬼道(がきどう)

貪欲だったものが転生する世界。{ここに転生したものは餓鬼(がき)と呼ばれ、満足することのない飢や、渇きに苦しまされます。}

・地獄道(じごくどう)

罪を犯した人間が転生する世界。{動物に全身を食われたり、肛門に融けた銅を流し込まれたりと結構刺激的な体験ができるようです。}

というような六道(りくどう)をぐるぐると廻っているというものなのですが、「アメ」と「ムチ」のムチが多い気がしますね。

そもそも『お地蔵さん』はれっきとした仏さま(=インド発祥の仏教の神様)で、正式な名前を地蔵菩薩(じぞうぼさつ)と言います。

サンスクリット語(インドの古典言語)でクシティ・ガルバというそうです。

クシティは「大地」、ガルバは「胎内」などの意味があり「大地の母胎」を意味し漢字に意訳して 地蔵 と表現されているそうです。

半跏思惟像(はんかしゆいぞう)で有名な弥勒菩薩(みろくぼさつ)が降臨するまで、人々を救うのが役目とされています。

人間は、先にお話ししたように六道(りくどう)をぐるぐると廻っています。

その先々で『お地蔵さん』は色々なものに姿を変え、多方面で目覚ましい力を発揮して人々の苦悩を大慈悲の心で包み込み救ってくださると言われています。

あんなかわいらしい姿かたちに反して、『お地蔵さん』は結構大変な使命を背負っているのです。

ちなみに六地蔵(ろくじぞう)と呼ばれる『お地蔵さん』が六体並んだものがありますよね。

あれは六道(りくどう)に対応していてそれぞれ呼び名があります。これにはいろいろ説がありますが、私が調べたところ

天道(てんどう)    →大堅固(だいけんご)地蔵
人間道(にんげんどう) →大清浄(だいしょうじょう)地蔵
修羅道(しゅらどう)  →清浄無垢(しょうじょうむく)地蔵
畜生道(ちくしょうどう)→大光明(だいこうみょう)地蔵
餓鬼道(がきどう)   →大徳清浄(だいとくしょうじょう)地蔵
地獄道(じごくどう)  →大定智悲(だいじょうちひ)地蔵

とても『お地蔵さん』と気軽に言えないような立派な呼び名ではありませんか。

そして、『お地蔵さん』といえばお馴染みのあのファッション。そうです。“頭巾”と“よだれかけ”ですよね。

なぜ『お地蔵さん』は赤いものを付けているの?

よく赤いよだれかけや頭巾を付けている『お地蔵さん』を見かけますよね?

『お地蔵さん』は子供を守る神様として信仰される事も多く、自分の子供が「元気に育つように」と、よだれかけや、丸い頭にかぶせる頭巾を奉納するのだそうです。

ではなぜ赤いものを付けているのでしょう?

赤という色は、清く正しい正直な色と信じられており、魔よけの意味もあって、赤ちゃんや『お地蔵さん』に赤いものを着せる風習があるようです。

よく知られている長寿のお祝いの一つである還暦でも赤いものを身につけますが、これは干支が一巡りして赤子に還るという意味で、『お地蔵さん』や赤ちゃんが赤いものを身につけるのと同様の意味で贈られているそうです。

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【お地蔵さん】って何?のまとめ

よく見かける『お地蔵さん』もこうして調べてみると色々な意味があり、昔からそばで生活を見守ってくれている、やさしくて尊い存在だと知る事ができました。

最近では、右手に錫杖という杖を左手に宝珠を持った昔ながらの形のお地蔵様から、かわいらしい形や顔をした創作的なお地蔵様まで様々ですが、どの『お地蔵さん』も慈悲深く見守ってくれています。

見かけたときには手を合わせて感謝できる心を持ちたいですね。

また、ご機会があればお寄りいただければ幸いです。今日は最後までお付き合いいただきありがとうございました。

参考文献:東洋神名辞典 山北篤監修 (株)新紀元社刊
幻想地名辞典 山北篤監修 (株)新紀元社刊

※旅好きブログです。私が旅をした記事や観光関連の記事を載せています。見てくださいね!

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