睡眠時間の理想と現実

生活記事

みなさんは、睡眠時間をどのくらい確保できていますか?

私は平均するとだいたい4~5時間といったところですかね。これは短いのか長いのか…。

実際に日本人の睡眠時間は減少傾向にあると伝えられています。

厚生労働省の調査に対して、成人の2割が「あまりとれていない」「まったくとれていない」と回答しています。

その中でも成人の4割以上の人が6時間以下、という結果が発表されています。

要因はいろいろとあるとは思いますが、私の場合はやはり仕事、きつい、眠い、という状態は仕事をしているとだれもが感じるものですが、それがたまるとストレスの大きな原因になることもありうるということですよね。

世界でもまれにみる睡眠時間の少ない国「日本」、ダントツ最下位、その要因の一つに「サマータイム」という影響があるといわれ始めました。

今回もそこのところを少し掘り下げて記していきますね。

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ただでさえ睡眠時間が短い日本人

日本は世界的にも睡眠時間が短いことで知られています。特にここ数年、他の国に比べ日本人の睡眠時間は減少傾向にあります。(2014年456分→2018年442分、OECDデータ)。

 

「中国」が542分に対し、日本は442分でおおよそ8割程度しかなく、日本とともに睡眠不足で有名なお隣の国「韓国」よりも短くなってしまいました。(韓国  461分/日)

 

あれっ?私の睡眠時間は平均よりも短いですね…  いいのかな?

 

ある研究によると、“睡眠時間が短いほど経済的な悪影響がでる”という報告があります。

 

反対に睡眠時間を週平均で1時間増やせば、生産性の向上が短期的には1.1%、長期的には5%ほどが期待できるというのです。

 

そういえばお隣の国「韓国」がここ数年高い経済成長率(3.3%)を維持していますよね。

 

実はこれ、国策として国民の睡眠不足を解消してきたからだという声も聞かれます。

 

このように睡眠時間が減少傾向にある日本で、「サマータイム」というものが導入されようとしています。

 

「サマータイム」とは、昼間の時間が長い夏の時期の明るい時間帯を有効に使うことを目的として、その国や地域の標準時間を進めることをいいます。その進める時間は、普通1時間で長くてもせいぜい2時間程度とのことです。

 

この「サマータイム」を導入している国は、日照時間が短く緯度の高い欧米などで、南半球でもオーストラリア南部やニュージーランドで行われています。

 

安倍信三首相が、自民党に「サマータイム」の検討を指示しましたが、きちんと議論されているかは疑問が残ります。そうこうしているうちに、麻生太郎財務相もどういうわけか導入に賛意を示しました。

「サマータイム」による大きな悪影響

標準時間が変わることで健康へ影響が出ることは長いこと研究されていて、最近では特にサーカディアン・リズム(Circadian rhythm)との関係から季節の調整機能が損なわれ、睡眠障害などにつながることがわかっています。

睡眠時間は短いよりも長い方がいいという研究結果が出ている中、寝たくても寝れなくなるという事態が予想されます。

他にも、心血管疾患やメタボリックシンドローム、睡眠障害と関連疾患、老化などの関係についての研究も数多くあり、特に睡眠障害が健康に大きな悪影響を及ぼすのは確実です。

 

日本睡眠学会は、「サマータイム」導入案が出るずいぶん前、2012年にサマータイムがサーカディアン・リズムを乱し、睡眠の質や量に悪影響を与えると提言しています。

 

これによれば、「サマータイム」導入により生体リズムが乱れることで眠気や集中力の減衰などが生じ、睡眠効率が10%低下し、睡眠の量も約1時間減るというのです。

特に、若い世代や社会経済的な弱者、高齢者や病人などへ与える影響は大きく、日本は気候的にも高温多湿であり、早寝ができにくい環境にあると指摘しています。

 

仕事終わりにまだ日が高く、むしろ退社時間が前倒しになることでサービス残業が長引きそうですよね。

そうなると労働者の健康にも悪影響を与えかねません。そもそも日本人はなぜこんなにも睡眠時間が短くなってしまったのでしょうか。

 

睡眠時間が平均よりも短い私が言うのもなんですが…

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通勤時間の長さが睡眠不足につながる

日本人の睡眠時間が短くなった原因としては諸説あるのですが、まず大きいのは通勤時間の長さでしょうね。都道府県別にみてみると、大都市圏ほど通勤時間が長く、逆に睡眠時間が短いことがわかります。

人口比率を見ると労働者が大都市に集中していて、日本人の睡眠時間の短さに大きく影響しているといえます。

 

私の通勤時間は、勤務先が近くということもあり、かなり短い方です。私の睡眠時間が短い理由は、通勤時間ではなさそうです。

 

「サマータイム」が導入されると、子どもや学生などが睡眠不足になるという研究が多くあります。

最近、米国のカリフォルニア大学バークレー校の研究グループが調べたところ、睡眠不足になると社会的に疎外され、孤立していく傾向にあることがわかったということです。

 

当然のことですが、「サマータイム」にしたからといって通勤時間が短くなるわけではありません。

子どもや高齢者、社会的な弱者ほど睡眠不足になりがちで、「サマータイム」が実施されればこうした年代や社会層への影響は計り知れません。ますます健康格差が広がる危険性があります。

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睡眠時間の理想と現実のまとめ

東京オリパラ組織委員長の森善朗会長が提案した「サマータイム」は、なぜか導入に向かった進みそうな気配です。

 

各方面から反対の声が出てきているように、日本の緯度、時間帯、生活習慣、睡眠不足、労働災害、交通事故、費用、健康障害など、「サマータイム」導入が及ぼす悪影響と弊害は数多くあります。

多少の省エネ効果があるというのも眉唾だし、東京オリパラが理由というのも説得力に欠けます。

 

しかし、悲しいことに日本のシステムは政官財学にわたって自浄作用があまり期待できない状況です。このままだと「サマータイム」がなし崩し的に導入されるのではと不安を覚えます。

 

「サマータイム」導入には徹底した議論と冷静な判断をお願いしたいものです。

 

私的には睡眠時間についてもっと改善しようと考えています。

 

本日も、最後までありがとうございました。また、お立ち寄りください。

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