「わたナギ」ブームに見る現代の女性心理

生活記事

「わたしの家政夫ナギサさん」こと「わたナギ」ブームが巻き起こっていますが、時代背景の移り変わり、と言ってしまえばそれで終わってしまいます。

少し前までは、「オヤジ好き」と言えば何といっても「ちょい悪系」や「ダンディ系」でしたよね。

また、秀才系でスポーツマン、背が高くてスーツが似合い、仕事をバリバリこなす、非の打ちどころのない男性が少なからずも好まれていたのかもしれません。

すべての女性の好みがそうでないにしても、ある意味、男としての自信満々の強さやルックスにあこがれを感じていたのではと思います。

ところが、「わたしの家政夫ナギサさん」が始まり、回を重ねていくうちに「かわいいおじさん」にハマる女性がなぜか増えているといいます。

私もこのドラマは面白いと思い、毎回見ていますが、いまさら「ネタばれ」を書く気にもなれず、また、検索すればいくらでも出ているので、結末やドラマの内容が知りたい方はそちらを検索下くださいね。

今回は「わたナギ」ブームが巻き起こった原因と、多くの人たちが共感をしたという心理的な観点から記していきますね。

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「わたナギ」ブームは心理は聞き上手!?

短期ドラマでは異例の数字ともいえる視聴率16.7%(第8話)ですが、TBS系のドラマの視聴率を調べてみたら、「逃げるは恥だが役に立つ」新垣結衣14.6%、とか、「義母と娘のブルース」綾瀬はるか14.2%、最近では、「恋はつづくよどこまでも」上白石萌音11.6%。

これは関東リサーチですが、あくまでも最高視聴率であって、平均ではありません。

また、全国的に平均してどれだけ視聴されたかと言えば、実際の数字は7%前後だろうと推測します。

しかしながら10%越えというのは、午後10時のドラマではすごいことで、ましては「わたナギ」の16.7%というのは破格の数字と言っても過言ではないでしょう。

それだけにこのドラマでの「かわいいおじさん」が空前のブームとなったわけですよね。

ではなぜここまで火が付いたのでしょう。私もこのドラマを見ている立場なので個人的な見解になりますが、少し掘り下げてみますね。

当初は「おじさんが家にいるなんて、絶対イヤ!」と嫌がっていた、ヒロイン演じる多部末華子、それでも淡々と家政夫の仕事をこなす、真面目で普通のおじさんを演じる大森南朋。

ある時、仕事の忙しさの中で、家に帰ると「ふっと気が付く安堵感」、そして家政夫としての立場をわきまえてのヒロインとの接し方。

年上だからと言って上目の目線で話すのではなく、逆におどおどしながら、少し頼りなさそうなそぶりでありながら、大人の男性らしく甘えさせてくれる点、ここが大きなみそになっているのではと感じましたね。

私の知り合いで38歳の女性にこのドラマがなぜこれだけヒットしたのかを聞いてみました。

この方も「わたナギ」が大好きで毎回見ている人ですが、やはり普通のおじさん姿というのがいいらしい。

だから逆に織田裕二演じる「スーツ2」はエリート過ぎて、異次元的存在に感じてしまい、あこがれないという。

ではなぜナギサさんみたいな人なあこがれてしまうのか、その答えは簡単ですと言った。

24才からこの仕事をしていて、同じ業種で同じ会社に長く勤めていると、いつの間にかベテラン組に入っていて、頼られる存在になっている。

その中で、人間関係等で悩むことが多く、ストレスが徐々に蓄積されていきますが、会社のポジションや社会的地位が上がるほど、多角的にストレスの感じ方が大きくなるのも現実ですよ。

ましては周囲に頼られているので、自分から甘えていったり、頼ったりする人がいなくなり、いつも気が張った状態で日常を送らなければいけない。

上司の男性でも、「話し上手」な方はいっぱいいるけど、「聞き上手」な人を少ないという。しかも上目目線で話してくるので、癒しの対象にならないと話す。

だからこそ、あくまでもドラマですが、ああいう「ナギサさん」の性格や言動に共感を感じてしまうというのはありますね。

私もこの話を聞いて思ったことは、まさに男が持たなければいけない「人間としての包容力」ではないかと感じました。

また、ナギサさんは確かに頼りなさそうに見えるけど、男の大人としての包容力がある。

今の男性は(特に上司)、自己主張が強すぎる。どういうことかというと、自分を「強い、あたまがいい」と相手に対してやたら主張してきて、話を聞いていると疲れてしまう。

確かにそういう人はいるかもしれない。

やたらに自分の武勇伝を話し、「俺は昔これだけ凄かった」と主張する高齢者も多いのは確かたと思う。

特に酒の席での武勇伝は私も聞きたくない。本当に酒がまずくなるのがわかる。

他人が「この人昔はすごかったんですよ」と言えば、少し興味も湧くが、誰も聞いていないのにウソがホントかわからない話を長々と聞きたくはないのが本音ですよね。

それよりも、少しだけしゃべって相手の話を引き出し、それについて会話を広げていく人のが好ましく思われるかもですよ。

いわゆる「聞き上手」ですよね。

もっと言えば、「聞いてるふり」がうまい人は、女性はそれを「包容力」として認めてくれるかもしれません。

女性の話にいちいちアドバイスや意見を挟むのではなく、基本的には相槌を打ってくれる男性の方がいいかもしれない。

私も過去をたどってみると、会社勤めをしていた時代にそういうことで部下に信用を失いかけた時期がありました。

今では笑い話ですが、さすがに飲み会でも自分のことはあまりしゃべりませんね。静かに酒を飲むことに徹していると逆に相手から話しかけてきます。

そこで静かに会話をつないであげれば、無理なく楽しい会話が成立していきます。

ナギサさんのキャラもそうですよね。

自分から自分のことを絶対に主張しないし、聞かれても自分の武勇伝を話すわけでもなく、少しだけ過去の出来事を話すだけにとどまる。

そうすると相手は、その人の武勇伝ではなく、生きてきた歴史の一端を見たような気がして、自然と興味がわき、ロマンも感じてくるのではないかと思います。

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「わたナギ」は自分の強さを決して主張しないこと!?

さて、ここで男性として気になるのが、「かわいいおじさん」てどういう人?

また、「かわいいおじさん」以上の男女関係に発展することはあるのだろうか?・・・という疑問がわいてきます。

「わたナギ」はあくまでもドラマであって、現実にこういう場面に出くわすことなんてそう簡単にはあるはずがありません。

あくまでも既婚の女性ではなく、未婚の女性が対象にならなくてはならないのですが、ここで私の知り合いの例を挙げてみていきたいと思います。

この二人は3年前ほどに私を通じて知り合い、その後恋愛に発展し、1年半前に結婚しました。

男性は、私が勤めていた会社の部下で、当時52才独身、女性は某広告代理店のキャリアウーマン34才独身でした。

たまたま通っていた焼き鳥屋で出くわし、同席して酒を飲んだのですが、二人とも結婚の経験もなく、男性に至っては「この歳になるまで一人でいたのでもう結婚願望はない、むしろめんどくさい」とまでも言ってた時期です。

また、女性も「仕事が面白くて、結婚してリスクを負いたくない」と言っていました。

彼は物静かで淡々と酒を飲むタイプですが、女性は仕事柄、しゃべり上手でお酒が入るととても明るい性格になり、周りを楽しませてくれるタイプです。

この日も初めて彼は彼女に会ったので直接会話することもなく、淡々と酒を飲んでいました。

彼女が話しかけても、微笑んで照れながら少しだけ話すだけで、自分のことは一切話すことはありませんでした。

わかれる間際に、彼女があいさつ代わりに、彼に名刺を渡していたのが気になりましたが、1か月ぐらい経ってから、彼女から電話があり、「彼の電話番号を教えてくれ」、という連絡が入り、私が「どうしたの?」と聞くと、彼女は「仕事上のことで少し聞きたいことがあるから」と言ったので自分から取り次ぐのもめんどくさいので、素直に教えてました。

どうやらそれがきっかけで、二人は焼き鳥屋で何度か会い、交際に発展したみたいですね。

結婚した後に、ようやくその当時のことを根掘り葉掘り聞いてみて思い出したのですが、ある意味彼は「ナギサさん」に似ているな、と思ってしまいました。

二人は性格上、特に意気投合したわけでもなく、なんとなくという言葉が合うのだと思います。

彼女の方が積極的ではあったのですが、最初から恋愛対象ではなく、彼と話しているとなぜか田舎の温泉にいった気分で安らぐといっていました。

これはどういうことかというと、何度あっても彼は彼女に対して手を出す気配もなく、ただ一緒に酒を飲んで別れる。

また、会話も自分から色々と話すわけでもなく、彼女の日ごろ抱えている悩みやストレスを、うなずきながら聞いていただけだといいました。

むしろ、彼女の仕事を聞いて、褒めてあげたり、元気づけたりして、彼女はいつの間にか彼が癒しの存在となっていったそうです。

彼女が、これから先、彼がいない生活、ということをフッと考えたら、「考えられない」と思ったことから、行動にうつし、彼との恋愛にもっていき、ついにゴールインしたというお話ですね。

掻い摘んで話したので、伝わっているかが心配ですが、あくまでも個々の性格というものがあるので一概に言えませんが、ひとつの例として、「ナギサさん」と照らし合わせてみました。

ただ彼は今でも、仕事でも遊びでも文句ひとつも言わず、淡々と地道に行動をするタイプですよ

結婚してからもその態度は以前とまったく変わらず、彼女を今でもささえています。

その時代の背景にもよると思いますが、いまはこういった男性の方が好まれているのかもしれませんね。

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「わたナギ」ブームに見る現代の女性心理のまとめ

さて、彼女が当時のことを振り返ってこういっていました。

「彼は物静か、いくら酒を飲んで盛り上がっても、私に対して一切触れてこない、また、私が彼を誘っても一切断らない安心感があった。

彼は何度あっても私を口説こうとはせず、ある意味大きな熊のぬいぐるみみたいでした。だからぬいぐるみを失いたくなかったので、私から手を出しました。」

凄いですね。私にとってもうれしいことですが、いつまでも幸せでいてほしいと願うばかりです。

「わたナギ」は、見る人によってそれぞれ意見があると思いますが、現代の男女関係を少なからずも、深層心理からくすぐったものになっているのではと感じています。

また、私は男ですから、女性の心理はすべてわかるものではありません。あくまでもこの記事は、「ネタばれ」ではなく、自分がこのドラマを見て、感じたこと、思い出しことをテーマに書いています。

逆に言えば、戦線離脱したおじさんたちにとって、希望が持てるドラマでもあるような気がします。

でもドラマはあくまでもドラマです!

もしかしたら特別編は視聴率20%超えもあるかもしれませんね。楽しみです。

また、ご機会があればお寄りいただければ幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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