都井岬観光、野生馬たちの鼓動

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いつまで続くのか、新型コロナウィルスの感染拡大、皆さんと同様つらい自粛の日々を過ごしていますが、早く気兼ねなく旅に出たいと毎日願っています。

さて今回は、宮崎県の最南端、「都井岬」を紹介していこうと思います。

この都井岬は私の人生の中で、ものごごろついてから初めて旅行した場所です。

当時5歳だった私は、親戚のおじさんのボロボロの車で都井岬まで向かいました。

写真も残っており、今見てもよくこんな車で旅をしたな、と思うぐらい当時でも古さを感じさせていますが、セピア色に染まった写真を見るたびにその記憶が鮮明によみがえってきます。

私が旅を仕事にした原点がここにあり、幼いこどもが太平洋の海原を見て、白い灯台の上から手を広げてはしゃぎまわっている姿を今でも忘れていません。

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都井岬観光、大自然がくりなす絶景の世界

宮崎県最南端の町串間市に位置する「都井岬」。

日南ロードパークの終着点でもあり、宮崎県の観光をするのなら100%外せない観光地です。

1970年代には「東洋のハワイ」と称され、宮崎ハネムーンプランの最終地点でもあったわけです。

その当時は年間80万人もの観光客が訪れていたといいます。

さて、この都井岬の何がすごいのか、やはり大自然の景観ですね。

太平洋に突き出た岬から見る青い海は、大海原を実感し、地球って本当にまるいんだな、とだれもが思うでしょう。

そして夕闇の中で輝き始める白き灯台、300万カンデラの光は太平洋を航行する船にとって水先案内人みたいなもの、岬に打ち寄せる潮騒の音がなんとも情緒を誘います。

さらには、大自然の中で息づく生き物たち、野生馬・シカ・サルと動物園では絶対に見れない野生の営みを垣間見ことができます。

また、亜熱帯植物の蘇鉄が自生していることでも有名で、都井岬の南端の一角、岬神社内およびその周辺の一帯に約3000本が自生しています。

ソテツ科の植物で唯一日本に分布する種で、中国南東部から南西諸島を経て都井岬まで分布しています。

これより北には自生している地域はなく、やはり都井岬が最北端の自生地みたいですが、なぜ自生したのかはいまだわかっていないそうです。

1921年(大正10年)天然記念物として5.5haが国指定されています。

岬神社付近はあたり一面蘇鉄だらけ、結構見ごたえがありますよ。

大自然にに囲まれて、昔からあまり人の手が入らなかった都井岬、現在でも厳重な管理のもと素晴らしい景観と感動を伝えてくれます。

都井岬基本情報・料金

住所:宮崎県串間市大納都井岬

交通:JR日南線串間駅から串間市コミュニティバス都井岬行きで40分、終点下車すぐ

営業期間:通年

休日:年中無休

営業時間:駒止の門は7:30~18:00(10~翌3月は~17:30)

料金:御崎馬保護育成協力金=普通車400円、二輪車100円

お問い合わせ先:串間市 商工観光スポーツランド推進課 0987-72-1111

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都井岬観光スポット

太平洋に面した宮崎県最南端に位置する串間市の都井岬。

幅約2キロ、長さ約4キロの半島は、標高300メートル前後の小高い丘が海に突き出た格好で、海岸線は断崖が続き、岬の先端へと続く細い道路は、大自然の景観と野生の状態で生息する動物たちが迎えてくれます。

御崎馬(みさきうま)

都井岬に生息する野生馬

別名岬馬とも呼ばれています。

高鍋藩秋月家によって元禄10年(1697年)福島地方(現在の串間市)に設置された藩営牧場の1つが御崎牧(現在の都井岬)で、開設以来今日まで300余年ものあいだ極めて粗放な周年放牧で飼育され、その繁殖は全く自然にまかされていました。

現存する日本在来馬(北海道和種、木曽馬、御崎馬、対州馬、トカラ馬、宮古馬、与那国馬)のひとつで、昭和28年(1953年)に純粋な日本在来馬として国の天然記念物に指定されています。

串間市内から都井岬方面に走っていくと「駒止の門」があり、ここで入場料(都井御崎牧組合協力金)を払います。

一帯には馬の脱走防止用の牧柵があり、ここが唯一の出入り口になっています。

入っていくとわかりますが、野生馬はどこにでもいます。道路も歩いているし丘の上、茂みの中、と驚くばかりです。

岬に続く道路は野生の動物たちがウロウロしているので、車の制限速度は30km、これは絶対に厳守です。

馬だけではありません。サル、シカ、も普通に出てくるので運転は注意してくださいね。

よく野生馬は200頭いるといわれていますが、年々数が減っているとのこと、2020年現在では約80頭らしいです。

岬馬の特徴としては、体長・体高ともに130cm内外で、毛色は主に鹿毛と青毛で、栗毛は極めて少なく、背中に鰻線のあるものが多く見られるとのこと。

また、出産シーズンは4月・5月で、春から夏に向けてかわいい子馬が親馬に寄り添う姿が見られ、この時期が一番絵になりますね。

馬に近づくことはできますが、基本は禁止になっています。今までにも何回か馬に蹴られるという事故が起きているので、決して後ろからは近づかないようにしましょう。

都井岬ビジターセンター うまの館

都井岬ビジターセンター

都井岬に生息する日本唯一の野生馬「御崎馬」の資料館となっています。

館内には御崎馬などの歴史に関する資料などが展示され、スタッフによる生態などの説明も受けることができます。

電話で予約して、実際に外で御崎馬を見ながら説明を受ける「野外ガイド」も実施しています。

実際に私も行きましたが、係の方の説明が丁寧で、非常に分かりやすく、馬の生態を詳しく説明してくれますよ。

都井岬ビジターセンター内の展示風景

実物大の模型も展示されており、家族連れにはとても人気です。馬の生態を専門的に知る資料館は全国でも少ないので都井岬に来た際は絶対に立ち寄りたい施設です。

御崎馬をVRで体験、と題してPR動画を発信しています。2分程度ですがよかったら見てくださいね。

●基本情報

住所:宮崎県串間市大納42-1

営業期間:通年

営業時間:9:00~17:15(閉館)

休業日:月曜、祝日の場合は翌日休

料金:高校生以上310円、小・中学生200円(障がい者手帳持参で本人と介護者半額)

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御崎神社

都井岬三崎神社

航海安全と縁結びの神様で知られる古社で、和銅元(708)年の創建とされています。

都井岬南側の断崖に建ち、1873年(明治6年)5月都井神社に合祀されましたが、旧社殿への参拝が絶えなかった為、明治13年2月13日鹿児島県庁より許可があり、旧社殿へ還座され現在に至っています。

ご祭神は
上津綿津見神(うわつわだつみのかみ)
中津綿津見神(なかつわだつみのかみ)
底津綿津見神(そこつわだつみのかみ)

 

都井岬御崎神社本殿への参道

ご覧の通り本殿は岸壁の途中に鎮座しており、上まで行くと太平洋の絶景が堪能できます。

しかしながらそこに行くまでが意外ときついですね。特に足に障害がある方は無理をされないでください。

●基本情報

住所:宮崎県串間市大納御崎

営業期間:通年

営業時間:自由(いつでもどうぞ!) 休業日もありません。もちろん無料!

都井岬灯台

都井岬灯台

昭和4年(1929年)5月16日に起工、同年12月22日完成し初点灯されました。

当時の光源は、1300カンデラの石油ランプでしたが、昭和19年7月に電化され300万カンデラと東洋一の光度を持つ灯台となっています。

まあ、車のヘッドライトの光源車検基準が1万7千カンデラですからどれだけ凄いかわかりますよね。

さて、この灯台は昭和20年空襲、25年台風による災害に遭遇し、建設当時のものはコンクリートの灯塔だけとなりましたが、昔と同様に屋根を陸屋根として周囲に欄干を設け、灯塔から出入りする屋上庭園となっており、当時から斬新な設計として注目を集めた灯台です。

また、現在も航行する船舶の目印として現役バリバリの灯台ですよ。

灯台に入るには入場料が発生します。維持費寄付と思って収めてくださいね。

都井岬灯台
●基本情報

灯台観覧:大人300円(中学生以上)/小学生以下は無料

参観時間 9:00~16:30 無休

※台風等の危険時には、参観できません。
お問い合わせ TEL 0987-76-1838

前田商店の食べ物

灯台の駐車場から灯台に向かう道を歩いていると「前田商店」があります。

都井岬で一番の老舗の前田商店の一番人気は『焼きだんご300円ナリ』その他焼きいか(350円)焼きとうもろこし(400円)アメリカンドッグ(200円)とび魚のテンプラ(100円)などを売っています。

都井岬に来て小腹が空いたらぜひどうぞ。

前田商店 おみあげ品
また、こんなものも売っていますよ。

お守りとしても人気の猿のキーホルダーはソテツの実で作られています。「災難が去る(さる)」など縁起物やお土産にどうぞ。

都井岬といえば『馬』という事で馬の置物や皮で作られた馬のキーホルダーなども売っています。

都井岬交流館 パカラパカ

都井岬交流館 パカラパカ

ここの施設は都井岬にはなかった施設ですね。屋内型の休憩スペースということで、観光客が少しでも休憩できるようにと造った施設みたいです。

設備も新しく、24時間開放のバリアフリーのお手洗いや授乳室も完備しています。

また、館内にはフードコートもあり、軽い食事や飲み物も提供しており、土産コーナーもあるとのことです。観光に疲れたら休憩がてらよられたらいいと思います。

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都井岬観光、野生馬たちの鼓動のまとめ

都井岬の地図

宮崎県串間市に位置する小さな岬、まるで自然動物園を歩いているようです。

都井岬の野生馬たちは見た目よりも生活が大変です。

監視員2人が毎日バイクで岬馬を探して回り、けがや病気の有無を記録。

ただし、餌は与えず、病気やけがの手当てをすることもないといいます。

平均寿命は15歳前後で、死期を悟ると静かに林に姿を消し、自然に返るのだとか。

粗食に耐えて頑強な個体が多いのですが、牧場で飼育される馬と比べれば寿命ははるかに短いそうです。

この話を聞いて少し悲しくなったのですが、これが本当の野生馬の宿命、短い命を岬で精いっぱい生きている姿を見ていただければと思います。

ここで少し私的なお話ですが、人生で初めて車を買って向かったところがこの都井岬でした。

初日の出を見るために、友達と深夜に福岡から車を走らせたのですが、岬の道路に入った途端大渋滞、それをまるで知っているかのように、野生の猿たちが道路の端に何十匹も並び、待ち構えていました。

何をするかと思えば、車の前についていた正月用のお飾りについているミカンを次々にとっていたんですね。

今は車にお飾りをつけて走っている方はほとんど見れませんが、当時では当たり前でした。

その当時のサルにとっては、1月1日は最高の日だったのでしょう。

私にとってもこの都井岬の思い出の中に、永遠に残る思い出の一コマです。

さて、宮崎市から始まる日南ロードパーク、昔は日南フェニックスルートと呼んでいました。その終着点である都井岬。

今でもその姿は変わることなく、大自然の岬の中で野生の生き物たちがみんなを迎えてくれます。

宮崎を訪れたときは絶対に行ってくださいね。

都井岬に行かないと日南ロードパークの旅は終わりませんよ^^

また、ご機会があればお寄りいただければ幸いです。

今日は最後までお読みいただきありがとうございました。

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