【皿倉山】という名の絶景と夜景

【皿倉山】という名の絶景と夜景

皿倉山からの夜景

こんにちは、ワカマツです。ワカマツです。

11月も中旬になり、九州も朝晩は気温が10度前後まで下がる日が多くなりました。各地の紅葉スポットも色づいており、週末の天気も良く、晩秋の行楽シーズン真っ盛りです。

私自身の体調はあまり良くはありませんが、気分転換と考え、「日本新三大夜景」のひとつである北九州市八幡東区に位置する、絶景スポットでも有名な「皿倉山」に行ってきました。

標高622mの頂上は山の麓とは違い、少し寒さを感じます。しかし、この時期からは空気も澄み切っており、大気中のガスも少ないために、すばらしい夜景が見られます。

このブログでも、北九州やその近郊の絶景や夜景をいくつも紹介してきました。重複する点はありますが、いい場所は何度訪れても紹介したくなります。

■皿倉山と北九州市

皿倉山からの夜景

皿倉山は先にも記したように、標高622m、北九州市八幡東区に位置する山です。権現山・帆柱山・花尾山などと共に帆柱連山を形成し、昔から北九州市の観光名所でした。



しかしながら、鳴かず飛ばずの観光地であったことも確かです。戦後の高度成長期からは、八幡製鉄所を中心とした洞海湾を囲むようにできた北九州工業地帯、ものづくり、産業の街として栄えてきたこの街に、観光とは無縁の風景が広がり、昭和の時代を支えてきた重工業産業も、八幡製鉄所(現、日本製鉄)の撤退を境に衰退していきます。

平成に入ってからは、環境保護に力を入れ出した北九州市、また、観光開発をほとんど進めてこなかったこの街が、180度方向転換を行い、産業を観光資源の一部と位置づけ、PRを行っていきます。

門司港レトロ

その代表的な観光地が、1988年に門司港駅舎が国の重要文化財に指定されたことを契機に、地区内に残る歴史的建造物を生かした観光地としての整備が行われた「門司港レトロ」。

1995年(平成7年)3月にグランドオープンし、現在は年間200万人以上の観光客を集めています。

また、観光資源の目玉として誘致された「スペース・ワールド」、2010年4月に開園し、日本全国に話題を呼びました。

修学旅行の拠点としても活用され、海外からも多くの観光客が集まり、年間200万人もの人が訪れていました。ただ、繁栄は長くつづくものではありませんでした。

1997年の216万人を境に徐々に衰退を始めます。2004年には300億円以上の累積損失をだし、2005年には営業権を新日本製鉄から加森観光に譲渡しました。

再建の一環として、ザターンという名前で急加速型のジェットコースターを導入、年を追うごとに入場者数も増加に転じて、2016年には過去最高益を達成しています。

ただ、同年12月、突然発表されたスペースワールド閉園宣言、これを聞いたときは私もショックでした。

理由については色々なことが言われましたが、日本全国にあったテーマパークが次々と閉園していく中で、唯一生き残りをかけた戦略を展開し、収益を黒字化させた施設でもあります。

現在は、施設全体が解体され更地になっています。2021年にはイオンの商業施設が開店するとのこと、時代とともに少しづつ風景が変わっていきます。

山手を見ると、すぐ近くに北九州市の移り変わりを、昔から見渡してきた皿倉山が見守っています。よく、「時代の変貌」と言いますが、この山は北九州市の歴史をすべて知る、そして、これからもこの街の発展と衰退を見届けてくれる山だと感じています。

■すばらしき北九州の夜景

皿倉山からの夜景

2018年10月、北九州市は「日本新三大夜景」に認定されました。このブログでも認定後、皿倉山をはじめ北九州の夜景やイルミネーションスポットを紹介しています。

夜景の観光資源化を目指す一般社団法人「夜景観光コンベンション・ビューロー」が認定する「新日本三大夜景」が発表されて一年、北九州の夜景が第3位に入ったことに対しては賛否両論ありました。

長崎市の稲佐山からの夜景、函館市の函館山から見る夜景は本当に素晴らしいと実感しています。また、それ以上に日本全国にはすばらしい夜景スポットが点在するのは確かです。

当然、地域の方々はその地のすばらしさを知っているし、それぞれの思い出や情景が絡み合って、忘れられない場所になっていくのだと思います。

私もこの「皿倉山」や北九州市若松区に位置する「高塔山」には若き日々の思い出がたくさん詰まっている場所でもあります。

●アクセス

皿倉山ケーブルカー山麓駅

さて、この皿倉山までのアクセスですが、土地勘がある方はある程度理解はできると思いますが、山麓駅にたどりつく道程は意外と狭い道路が続きます。

また、住宅地を通り、生活道路になっていますので注意が必要です。車にナビがついていれば迷うことなくいけますが、地図だけで行くとわかりずらい道筋です。

交差点には随時看板が出ているので、見逃さなければ迷うことはないはずです。

JRを利用される方は、八幡駅下車後、無料のシャトルバスが運行されているので、利用すると便利です。

 

皿倉山マップ

●新型のケーブルカー&スロープカー

皿倉山ケーブルカー

山麓駅の駐車場は現在、有料の立体駐車場になっています。確か10年以上前は、平地の無料駐車場だったはずですが、今はしっかりと200円取られます。

駐車場を出て、道を渡り階段を上るとすぐに山麓駅に到着します。駐車場と駅が近いので高齢者の方でも辛さを感じないでしょう。

また、駅の広場には身障者用の駐車場もあり、車いすでもケーブルカーに乗れるようになっています。

このケーブルカーは現在新型車両に代わっていて、スイスCWA社製を2台導入、はるか号(黄)かなた号(青)というネーミングで運行されています。

近くで見ると写真で見るよりも大きく、旧型から比べると格段に良くなりました。定員は112名と書いていますが、実際には70名前後が限界ではと感じます。

座席が30席ぐらいしかないのでほとんどが立ち見の状態になります。これで100名も乗れば身動きがとれない状態になると思います。

さて、このケーブルカーは、開業当初から58年間「帆柱ケーブル」という名前でした。

たしか2015年だったと思いますが名称が「皿倉山ケーブルカー」に変わったというニュースを耳にした記憶があります。

運行距離は約1100m、高低差は440m、この距離を登りで6分、下りで5分で結んでいます。

斜度は最大28度あり、最前列で眺めるとけっこう迫力があります。



料金と運行時刻は次のとおりです。

皿倉山ケーブルカー時刻表 皿倉山ケーブルカー料金表

ただ、ケーブルカーからの眺めは期待したほど多くはありません。路線上は樹木に囲まれており、石垣も多く、180度見渡すというわけにはいきません。

ただ、紅葉の時期はいいですね。夜間は見えませんが、日中にケーブルカーに乗ると間地かで紅く染まった樹木を見ることができます。

山頂駅(8合目)に到着するとすぐにスロープカー乗り継ぎます。ケーブルカーとスロープカーは連動しているので、到着するとそのまま乗れるようになっています。

皿倉山スロープカー

写真映りが悪いですが、ご容赦くださいね。(相変わらず古いスマホで頑張っています。)

スロープカーは全面ガラス張り、山頂駅を出発して頂上の駅まで約3分の道のりですが、スロープカーが急斜面を登っていくにつれて、素晴らしい絶景が目の前に現れます。

皿倉山からの夜景

スロープカーからみる夜景はこのような感じです。

ここまで来ると、やはり素晴らしいの一言につきます。

さて、スロープカーを降りて階段を上って展望台へと向かいます。エレベーターの完備しているので、階段がきつい方や車いすの方でも簡単に行くことができます。

■絶景、山頂からの夜景、そして別格の「恋人の聖地」

望台からの絶景です。

皿倉山からの夜景

八幡東区から洞海湾を挟み若松区から戸畑区にかけてです。左上の山が、いま夜景スポットでも有名な「高塔山公園」がある場所です。

皿倉山からの夜景

展望台から少し離れた丘の上から、小倉関門方面に向けて撮った写真です。ご存知だと思いますが「天空ドーム」(恋人の聖地)が輝いています。

展望台からはゆっくり歩いて5分ほどで到着します。11月中旬ですから、夜になると山頂は寒さを感じます。真冬用のジャンパーを持って来てたので、さほど寒さは感じませんでしたが、12月を過ぎるとこの場所は極寒です。

皿倉山天空ドーム

恋人の聖地「天空ドーム」です。

この場所が恋人の聖地として認定をうけたのは平成27年(2015)のことでした

相変わらず人気があるみたいで、この日も山頂には50人ほどの人がいましたが、カップルはいの一番にこの天空ドームに向かっていました。

皿倉山恋人の聖地

天空ドームの中にはハート型のモニュメントが設置されています。御影石でできたこのモニュメントには六つの穴が空いており、カップルが手を差し込み、お互いの手をつないだ状態でハートをのぞくと、“愛(あい)”とかけて沖合の藍島(あいのしま)が見えるような仕掛けとなっています。

まあ、いつものうたい文句ですが、ここからの景色も最高です。見渡せば200度近い感覚で、北九州市から下関市までの夜景や景色を一望することができます。

先に記しましたが、今、密かに人気が出ている、北九州市若松区修多羅に位置する「高塔山公園」展望台からは、こういう夜景が望めます。

高塔山公園展望台からの夜景

ここは、標高120mぐらいですから、皿倉山から見る夜景ほど迫力はありませんが、若松区の街並みから洞海湾を挟む若戸大橋(通称レッドブリッジ)、戸畑区から小倉北区、そして遠くは関門海峡に架かる関門橋(通称愛の架け橋)まで見ることができます。

■ディナーと夜景

展望台の下にはカフェレストラン「カフェ・マウンテン」があります。

皿倉山展望台、カフェマウンテン

カフェとはいってもごく普通の食堂と思っていただければいいと思います。

窓際にテーブルに座るとガラス越しに素晴らしい夜景を見ることもできるので、食事や休憩に立ち寄られてはいいかがでしょうか。

カフェマウンテンメニュー

これが「カフェ・マウンテン」のメニューです。山頂にあるレストランにしては、そんなに高くもなく良心的ではないでしょうか。

ちょうど、お腹もすいていたので立ち寄って夜景を見ながら食事をしてみました。

カフェマウンテン、名物焼きカレー

これが名物焼きカレーです。門司港レトロで食べる焼きカレーよりもシンプルで、辛さもなく、ごく普通においしく食べさせていただきました。

カフェマウンテン、ガレット

これがガレットです。今回はセットでしたので、コーヒー付きです。クレープみたいなものですが、中にはチーズ、目玉焼き、そしてデカいウィンナーがはいっていて、意外とボリームがあります。お味はそこそこです。



■まとめ

皿倉山展望台

今回は気晴らしに皿倉山の夜景を堪能しました。

日本新三大夜景に選ばれて1年が過ぎ、観光客も増えていると聞きます。昭和の時代から夜景スポットとして有名でしたが、今ほど活気がある場所ではありませんでした。

学生のころは、歩いて山頂まで登り、初日の出や夜景を楽しみました。徒歩で山麓駅からゆっくり歩いて約2時間ぐらいでたどり着きます。

相変わらず日中は登山客も多く、上りは歩いて、下りはケーブルカーを利用する方も多いとのことです。冬になると標高600mの山頂は極寒の寒さです。

防寒着は絶対に必要になってきます。

暖房の効いたレストランやその隣にある休憩所からもガラス越しに素晴らしい夜景が堪能できます。また、冬期は空気も澄み切っていて、より一層の夜景を楽しむことができるはずです。

是非一度、この「皿倉山」の絶景を見に来ていただければと思います。

皿倉山からの夜景

おつかれさまです。

今日は最後までお読みいただきありがとうございました。(SORA2018事務局)

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