【宮地嶽神社】開運の神が宿る光の道

【宮地嶽神社】開運の神が宿る光の道

こんにちは、ワカマツです。

今、人気が爆発している「宮地嶽神社光の道」、「」が謀航空会社のCMに起用されたことによる相乗効果と言ってもいいでしょう。実はこの「光の道」、今に始まったわけではないのです。実際に私も20年以上も前に一度見てますから、CMの効果は本当に恐ろしいな、と思いました。

昔からこの「光の道」は地元では有名でした。ただ、その頃は「神宿る夕陽の情景」と言われていたと記憶しています。

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🔶開運の神が宿る光の道「宮地嶽神社」

■シャーマン「神功皇后」と宮地嶽の関係

福岡県福津市宮司元町に位置する「宮地嶽神社」、歴史は古く創建は約1700年前とされています。さて、歴史由来については宮地嶽神社のホームページ、もしくは検索すれば、どの方もコピー当然に同じことを書かれています。

確かに『古事記』・『日本書紀』には、伝説化した「神功皇后」の三韓征伐の話は載っています。由来書によれば

この地に滞在され、宮地嶽山頂より大海原を臨みて祭壇を設け、天神地祇(てんしんちぎ)を祀り「天命をほう奉じてかの地に渡らん。希(ねがわ)くば開運をた垂れ給え」

と祈願され船出したとあります。

ただ、「この地」とはどこだ? ということで日本神話を司るこの二つの書物には「宮地嶽」とは記されていないということです。

宮地嶽神社の奥の院から「宮地山」に登ること約30分、「古宮」と呼ばれるところがあります。ここが「神功皇后」が祭壇を造り、祈願した場所になるのだろうと思いますが、この地はもとより宗像氏の地上配下の地でもありました。

直線で10キロ先には世界遺産で有名な「宗像大社」が鎮座しています。歴史的背景から考えて、「豊前国風土記」にも記されていなし、宗像氏の記述にも「神功皇后」の話は出てきません。

シャーマン性を持った人物として謳われていて、卑弥呼と同一化される部分が多々ありますが、掘り下げていくと、なぜこの地に「宮地嶽」が奉納されたか、ということから考えなければならないでしょう。

また、実在性の薄い人物であるということに加えて、あくまでも謎の4世紀、伝説が伝説を生む世界観ですから、「伝説神話」とだけ捉えておくのがいいのではと思います。

祭神  息長足比売命[おきながたらしひめのみこと]《 別名:神功皇后[じんぐうこうごう] 》

勝村大神[かつむらのおおかみ]

勝頼大神[かつよりのおおかみ]

この、「勝村」・「勝頼」は「神功皇后」の家臣とされています。

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■宮地嶽総本山と光の道

さて、この「宮地嶽神社」訪問は今年ですでに2回目ですが、今回は正月と比べて静かな時間が流れていました。それでもぼちぼちと参拝客は途切れることもなく来社しており、「光の道」効果が出ているのかなとも思った次第です。

「宮地嶽神社前」の信号からは門前町になるので、祈願車両と指定車両以外は侵入できません。駐車場は、宮地嶽神社前を走る県道502号線沿いにあり、正月以外であれば、ほぼ第一駐車場に止められるでしょう。

駐車台数はざっと見るところ300台ぐらいは止められるとは思います。敷地内にはトイレとジュースの自動販売機も設置されています。

駐車場から5分ほど歩くと門前町前に出ますね。平日なので参道も閑散としており、お店の方に話を聞くと「お祭りでもない限りはこんなもの」と言ってました。

「宮地嶽神社」に来たら忘れてはいけないのは「松ヶ枝餅」、よく、太宰府天満宮で売られている「梅ヶ枝餅」と比較されますが、基本的にはほぼ同じですね。

しかし、歴史を見るとここの「松ヶ枝餅」の方が古くからあったみたいで、氏子が宮地嶽神社にお供えするために神紋の松を入れて餅を作っていたのが『松ヶ枝餅』になったそうです。

「松ヶ枝餅」は基本「白」と「よもぎ」の2種類で、厳密なレシピはなく、作り方は各店でそれぞれだということです。「宮地嶽神社」に来たときは、必ず「松ヶ枝餅」を食べましょう。

さて、参道の階段を登って行く途中(三の鳥居)の右側に「六百俵の碑」があります。日本歴史史上最大の飢饉として有名な「天明の大飢饉(1782年~1787年)」、に纏わる碑です。

天明」と聞くとあの世界史にも影響を及ぼしたといわれている「浅間山の大噴火」が思い浮かびますが、この頃の日本史は本当に自然災害に見舞われて、幾度となく飢饉が発生し、数十万の人々が亡くなりました。

階段を登り詰めると「光の道」の撮影スポットです。今年も光の道「夕陽の祭り」が開催されます。2月と10月の年に2回のチャンスです。興味のある方はお見逃しなく!

一応、下記の誓約がありますのでご注意くださいね。

平成31年2月19日(火)〜 3月3日(日)
本年も下記によりご参列下さい。
・期間中交通規制致し、境内に車両の乗り入れを禁止致します。
第一 第二 駐車場をご利用くださいませ。
・階段(参道)は15時封鎖致し、一般観覧席に致します。
・一般観覧席希望の方には14時より、席の用紙番号をお配り致します。
・写真撮影の際に、脚立・三脚等の使用は禁止です。
・ドローンも使用禁止です。
・別途、祈願特別席を設けております。ご希望の方は神社へお問い合わせください。
150席限定(予約受付中)
0940-52-0016

2月と10月は大変な騒ぎだそうです。有名になる前は制約などほとんどなかったと聞いています。CM効果がよかったのかはわかりませんが、一時期は近隣の方にもかなり迷惑をかけたそうです。

また、場所取りの件でも喧嘩が発生したりと、心無い人たちが多くいたそうです。どうかいかれる際はマナーを守り、近隣の方の迷惑にならないように楽しんでいただきたいと思います。

階段を登り切り、本殿の方へ歩いて行くと右手に「うぶすな石」という丸みを帯びた小さな石を奉納している場所がありました。この場所には由来そのものは何も書いていないので少し調べてみました。

赤ちゃんが無事に生まれますように、そして健康に成長しますようにと願いを掛け持ち帰るそうです。そして赤ちゃんが無事に生まれた暁には、この石を神社にお返しする。そして石は再び次の方が持ち帰ります。何代も何代も安産祈願の運の良い石として母親たちの願いを叶えているということですね。

これに似た話は全国各地でよく聞きます。特に、温泉神社にまつわる話が多く、日本でも東北地方にこういった習わしに近い土着性の強い習慣が今でも残っていますね。

拝殿前にある「楼門」です。ここをくぐり境内に入って行きます。

拝殿の「大注連縄」です。あまりにも有名ですが、長さ11m、直径2.6m、重さ3tの注連縄ですね。近くで見ると迫力ありますよ。こんなものどうやって吊ってるの、と思うぐらい凄いですね。

拝殿の横では1月27日を皮切りに行われる「節分祭」福豆まき神事の用意をしていました。2年前に一度参加させていただきましたが、大勢の人でごった返します。

この時は初めての参加だったので、気後れしてしまいあまりとれませんでした。みなさん凄い勢いです。一度気合を入れて参加してみてください。けっこう楽しいですよ。

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■黄金の屋根と開運桜

拝殿の左側に行くと受付やお札を購入する場所があります。その左側の台の上にマップ奥之宮スタンプラリーのパンフレットが置いてあるので、それを取って「奥之宮八社めぐり」のスタートです。

拝殿の右側から境内を出て行くと、すぐこういう看板がかかっているのでわかります。

 

ここをくぐり階段を上がるとすぐに「開運桜」があります。まだ1月の終りでしたから満開ではなかったのですが、2月が見ごろだということです。早桜ですね。

拝殿からは見えなかったのですが、本殿の「黄金の屋根」をここから見ることができます。必ず見てくださいね。今回の目的はこれでした。いや~圧巻です!

まだ5分咲きぐらいですかね。でも、きれいでした。これを見ているともう春が近いなと思いますね。

「開運桜」の横に「須賀神社」があります。ここでまず開運を祈願し奥へと進んで行きます。

ここから約70~80m緩やかな坂を登っていくと「奥之院八社」の入り口が見えてきます。一周廻っても500mぐらいですから誰でも気軽に参拝できます。

■奥之宮八社めぐり

●七福神社

ここからまっすぐ進んで行くと、まず右手に少し入り込んだところに「七福神社」が見えてきます。「恵比寿(えびす) ・大黒天(だいこくてん)・毘沙門天(びしゃもんてん)・弁財天(べんざいてん)・福禄寿(ふくろくじゅ)・寿老人(じゅろうじん)・布袋(ほてい)」の七福神を祀っています。縁起の良い神社ですね。

●稲荷神社

食物とお米の方策を守る神様です。近隣の方の厚い信仰もあるみたいで、護国豊穣を司っています。

●不動神社・万地地蔵

奥之宮八社めぐり」の中心となる「不動神社」です。ここが「横穴式石室古墳」ですが、中は撮影禁止区域になっているので要注意ですね。この奥に「お不動さま」をお祀りしています。

この古墳は地下の正倉院と呼ばれ、金の鐙(あぶみ)・冠(かんむり)・馬具類・大太刀等数多くの埋蔵物が発掘され、20点が国宝に指定を受けています。

「宗像氏の墓」ともいわれていますが、今のところははっきりとはしていません。ただ、宗像氏全盛期時代は、間違いなく「前方後円墳」時代だったので、やはり関連遺産群である「新原古墳」の方が相当するように思えます。

装飾品を見ても、土着系(国津)の豪族というよりも渡来系の人物が葬られていたのではないかと想像します。

「不動神社」から順路どうり進み、少し上に上がると「宮地嶽自然歩道」の分岐点が出てきます。これを登っていくと「山頂古宮址」に行くわけですが、一周2.4kmで約1時間半の道程ですから、今回は遠慮いたします。

この日も、何人かの方がここを登っていく姿を見ましたが、勇気ありますね。みなさん全員高齢者の方ばかりでした。

ここから戻るような順路になります。

●淡島神社(恋の宮)、濡髪大明神

あわしま様(淡島神社)とぬれがみ様(濡髪大明神)の二柱を併せ祀り「恋の宮」といいます。 女性の体をお守りする・あわしま様と、心をお守りする・ぬれがみ様と、共に女性の心身内外をお守りする神様で「恋の宮」と呼ばれ、多くの方々に参拝頂いています。

実はこの横に、いわゆる「金精信仰」のシンボルである道祖神が祀られています。こういったところは「恋人の聖地」に認定してもいいのではと思いました。

入り口には、ハート形の紙に願い事を書いて奉納する場所もありました。粋な計らいですね。

●三宝荒神(さんぽうこうじん)、かまど、火除けの神様

その名のとおり、荒々しい火の神様で、火をコントロールする霊力があります。昔は、竈(かまど)の火で煮炊きをしていたことから、その場所の守り神、つま り台所や食べ物・調理の神様として信仰されています。また「三宝」とは人々の生活の根幹を成す水・食物を生育させる土・調理する火の、水土火とも言われて おります。

今は住宅事情の発達などで、一般の家庭には見られなくなってしまいましたが、私の故郷である鹿児島の家には、いまでも土間の中心に「三宝様」を祀っていますね。

●水神社

宮地嶽周辺には大河がありません。それは神の恵み“雨”が地下水となり、地下に大きな埋蔵水として流れているのです。そこでここは龍神様が差配され水枯れもする事無く今日でも水がコンコンと湧きます。かつて宮地嶽周辺の農家では村民はお互いに助け合い、水不足の解消に努めていました。

大飢饉のときも、宮司村だけは年貢米の返上を願い出ず完納し、他藩の模範として表彰された歴史があります。このように水を大切にしてきた宮地村の人々の水に対する思いや信仰が水 神社に込められています。

説明書きはこうですね。三の鳥居付近にあった「六百俵の碑」、に関連していますが、事実、天明の大飢饉にはこの豊前国一帯も数万の死者が出て、疫病も多く発生し「人が人を食らう」という餓鬼の世界が現実に起きていました。

●薬師神社(あらゆる病難から救う神様)

修験者が宮地嶽の山中にて修行を行う際に、病気や怪我が無いようにとお薬師さまをおまつりしたのが始まりとされています。薬師如来として、仏教では多く見 られるのですが、薬師神社は数も少なく、当社は病に苦しむ人々の信仰が強い神社です。

病気平癒祈願の依頼書をご神前にお供えになられたり、護符(お札)や 和漢薬草等求められる方も沢山参拝されます。説明書きには興起されています。

もともと「薬師如来」は人々の疾病を治癒して寿命を延べ、災禍を消去し、衣食などを満足せしめ、かつ仏行を行じては無上菩提の妙果を証らしめんと誓い仏であります。

やはり天皇家との密接なかかわりもあり、この「薬師如来」は宗教を超えたところでの「万人にすべての豊と健康を願う」という護国豊穣」祈願にも接しておりますね。

「奥之宮八社めぐり」をしてみました。時間にして約40分もあればゆっくり見て回れます。帰りは緑豊かな樹木の中を散策しながら、また本殿の方へもとっていきます。

帰り道、桜門を出て左に行くと奥の方にトイレがありますが、その手前に茶処「木かげ」があります。ちょっとした休憩場所であり、甘み処でもあります。散策の帰りにでも一息ついてください。

🔶「宮地嶽神社」まとめ

宮地嶽」の総本山である福岡県福津市に鎮座する「宮地嶽神社」、光の道で一躍有名になり多くの参拝客が押し寄せるようになりました。

今年も1月の終りから始まる「節分祭」を皮切りに多くの人が訪れると思います。もちろん参拝客が増えるということは、この「宮地嶽神社」にとってもいいことだと思います。

また、門前町や周辺の商売をされてる方々も大いに潤うことと思います。一つの出来事が大変な相乗効果を生み出す現在の世の中、SNSの発達によって小さな出来事でも全世界中に発信されて行くが上に、いいことも悪いことも起きてしまう現実があります。

宮地嶽神社」は決して「光の道」だけではありません。訪れる人も光の道だけで来ているわけではないということです。とかく誤解してしまう人たちが多いですが、くれぐれもマナーを守り、近隣の方々の迷惑にならないように静かに見守ってあげていただきたいと思います。

きょうは最後までお読みいただきありがとうございました。(SORA2018事務局)

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