【高塔山公園】歴史ある夜景スポット

【高塔山公園】歴史ある夜景スポット

こんにちは、ワカマツです。

今回は、北九州市若松区に位置する「高塔山公園」のことについて記させていただきます。ここは自分が日常的に訪れているところでもあり、自然が豊かで景色もよく、心の癒しにしている場所でもあります。

今年は「日本新三大夜景」にも選ばれた経緯もあり、夜景スポットとして新たに人気が出始めています。

🔶高塔山公園の自然と新たな夜景

■高塔山の歴史

古くからある「高塔山公園」、ただ私も含めて地元の方は「高塔山公園」とは言わないと思う。昔から「高塔山」という名前で親しまれてきたからです。逆に「公園」をつけると違う場所のことを言っているのかとも思ってしまいます。

高塔山公園は、標高124mの高塔山の山頂にある公園です。中世には大庭隠岐守景種(おおばおきのかみかげたね)が築いた山城があったと伝えられているが、探す限りではその跡はどこにも見当たらない。

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展望台からの眺望は素晴らしく、若戸大橋・皿倉山・響灘を望むことができ、夜景スポットとしても昔から有名でした。昭和の時代は、100万ドルの夜景として一世を風靡しました。今の「日本新三大夜景」に選ばれた時は、なぜか1000万ドルになっていましたが、なんでも値段の価値をあげればいいというものではないと思う。

この若松区は、かつて筑豊炭田の石炭積み出し基地として、日本一の石炭貨物扱い量を誇った街でもあります。石炭は明治維新以降、国内工業の主力エネルギーで、昭和20年(1945年)の太平洋戦争終結後も、戦後復興と朝鮮戦争の特需景気による、重化学工業の拡張に石炭生産が追い付かずに、さらなる増産が求められていた時期でした。

当時、石炭は「黒いダイヤ」とも呼ばれていたことはご存知と思いますが、国内有数の港湾都市として隆盛を極めていた1950年代の若松には、雇用と繁栄を求めて全国から人々が集り、街は空前の活気に満ちていたと聞きます。

しかし、1953年をピークに、海外からの輸入炭の増加や値引き競争などにより低迷をはじめ、1957年頃から国内でも徐々に石炭から石油へのエネルギー転換がはじまり、石炭需要には再び下降の兆しが現れはじめました。

背後に筑豊炭田を抱えていましたが、このころから炭鉱も需要減少と共に減産に追い込まれ、また炭鉱事故も続発し、次々と閉鎖に追い込まれていきます。

「高塔山公園」展望台から見た、「若戸大橋」、昭和37年9月に開通しました。通称「レッドブリッジ」と呼ばれている若戸大橋、当時は「東洋一の吊り橋」として有名になり全国から観光客を集めました。

その当時、若戸大橋の完成を記念して2カ月間ほど「若戸博」というのが開かれて、全国から100万人以上もの人が来場したと聞いてます。

小学校時代、この高塔山公園には小規模ですが遊園地がありました。そして若松の街からも、当時、西鉄グランドホテルの敷地内から高塔山山頂まで、ロープウェイが通っていました。博覧会は生まれていないので記憶にありませんが、その遊園地で何度が遊んだ記憶があります。

昔はここから、エレベーターで橋の上まで昇り、橋脚区間は歩いて渡れていたんですよ。今は歩道は撤去され、歩くことはできませんが、当時片側一車線だった車道も今は二車線化されています。

景色もよく、高塔山から見る景色とはまったく違う360度のパノラマビューが楽しめました。できたらもう一度歩道を整備してほしいですね。

さて、高塔山公園内にある展望台付近は、きれいに整備されて公園化していますが、当時は今みたいに整備されていませんでした。しかし当時の展望台の中には、お土産さんや食堂があり大盛況だったことを思い出します。

そして唯一最後まで頑張っていた、公園内に一軒だけ営業していたお店も、先月(2018年11月)をもって営業を終えました。

高塔庵」さん、今までありがとうございます。本当にお世話になったお店です。お疲れ様でした。

■現在の高塔山公園

現在の「高塔山公園」は、自然公園の位置づけです。ハイキングやウォーキングをする人も多い。敷地内は緑も多くきれいに公園化されています。展望台の下には芝生で覆い詰めた大きな広場もあり、小さな子どもを遊ばせるのには最適です。駐車場やトイレも完備されており、困ることはないでしょう。

昔からある音楽堂は健在ですね。ここは私たち年代の人にとっては聖地ですよ。私もこのステージに2度立ちました。いまは年に一度行われている「高塔山ロックフェス」、今年も9月におこなわれました。

若松出身のシーナ & ロケッツ率いる「鮎川誠」氏をはじめ、そうそうたるメンバーで大盛況でありました。

この「高塔山ロックフェス」の実行委員会プロデューサーの倉掛氏とは知り合いです。というか、もう実際には40年近くあっていませんが、当時、倉掛氏は兄弟で「ニュードブ」というバンドで活躍していました。その当時の北九州はアマチュアバンドの全盛期でもありました。

バラ族」・「ニュードブ」・「せみしぐれ」・「飛べない飛行船」等、数多くのバンドが犇めいていました。「エルモーションロック」や「ヤマハ・ポプコン」などコンテストも多く開催され、みんなプロへの夢を描いていた良き時代でもありました。

ガッツの会」をはじめ有志の活動団体も多く、まさにアマチュアバンド全盛期時代であったのではないでしょうか。今でもこうやって頑張っている姿を見ると力が湧いてきますね。

少し話がそれましたが、毎年6月には「あじさい祭り」も開催されます。週末ともなればお客さんも多く来園し、駐車場も満車状態が続く。公園一円に咲くあじさいは圧巻です。

7月になると伝統行事でもある「たいまつ行列」が毎年行われます。正式には「火まつり」というみたいですが、地元の方は「たいまつ行列」の呼び名の方が馴染んでいると思います。

若松地区の子供会を中心とする約2000人の人たちが、たいまつを手に持ち、高塔山山頂を目指して歩く。実は私も経験者ですね。小学校の頃は毎年参加していました。最後にもらうお菓子ほしさからですが・・・・。

街から見るこの行列は幻想的です。たいまつの灯りの帯が若松の街から高塔山まで永遠と続く姿はまさに圧巻ですよ。

展望台前の広場には「河童封じ地蔵」があります。堂内に入り、壁を背にしてある地蔵の横からその隙間を覗くと、背中の部分に金属の突起が見える。これが河童を封じるために打ち込まれた大釘です。

高塔山のある周辺は、修多羅と呼ばれる村であったが、昔その近くの池で一匹の河童が馬を引きずり込もうとした。ところが逆に馬に引きずられてしまい、とうとう庄屋に捕まえられてしまう。

そこで河童は「二度と悪さはしない」と命乞いをしたため、庄屋は地蔵の背中に舟釘を打ち込んで、この釘がある限り決して悪さをしないと誓わせたという。

この河童の悪さを封じたという伝承をモチーフとして、若松出身の作家・火野葦平が『石と釘』という短編を執筆し一躍有名なりました。中まで入れるので地蔵の背中を見てくださいね。このように杭が刺さっています。

他にも園内には万葉植物園火野葦平の石碑などあり、散策をしながら自然を味わうこともできます。公園から500メーターぐらい離れた場所に、白い円形の形をした「仏舎利塔」がありますが、今は見学はできないですね。入口まで行ったのですが閉鎖されていました。昔はこの建物の中まで入れたのだが・・・・・。

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■高塔山の夜景スポット

上記にも記したように、100万ドルの夜景です。洞海湾をはさみ、北九州工業地帯の工場群のイルミネーションも増えて、中々の絶景です。「日本新三大夜景北九州」の夜景スポットのひとつとして、にわかに脚光を浴びています。

これが、高塔山公園展望台から見た皿倉山方面の夜景ですね。また、若松区の南海岸では例年以上にイルミネーションを施しています。少しパワーアップしてますね。2019年1月31日までです。

しかし、夜景ばかりがクローズアップされていますが、日の出も絶景ですよ。特に夏場の展望台は朝の4時ぐらいから写真を撮る方や景色を眺める方でにぎわう。

夜景もすばらしいですが、「工業地帯の夜明け」と題して日の出のスポットとしても人気がでています。この展望台から見る響灘の景色は、海岸線から見る景色とはまた一味違った色を醸し出しますね。

■高塔山公園まとめ

北九州市若松区修多羅に位置する「高塔山公園」、昭和の時代には一世を風靡した観光スポットでした。今はイベントやお祭りがない時には、ひっそりとたたずむ静かな公園です。

日本新三大夜景」に選ばれたこともあり、数々の雑誌で取り上げられて、再び「夜景スポット」として人気が出てきてています。最後まで頑張っていたお店、「高塔庵」という名前ですが、これで敷地内にはお店が無くなってしまいました。

ただ、自然景観型公園を目指すのであれば、それでもいいと思います。人々の憩いの場で維持できれば最高ではないでしょうか。

これからも、夜景日の出あじさいたいまつ行列ロックフェスと地元主導で、「高塔山公園」を盛り上げてほしい。そんな気持ちです。

今日は最後までお読みいただきありがとうございました。

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