【雲仙温泉】観光の歴史とオススメのスポット!

【雲仙温泉】観光の歴史とオススメのスポット!

こんにちは、ワカマツです。

雲仙といえば、普賢岳の火山災害を思い出しますが、過去にもこの雲仙地獄を舞台にした、悲惨な記録が残っているとこでもあります。

🔶キリシタン殉教の雲仙温泉

■雲仙温泉の歴史

長崎本線の諫早駅からローカル電車の島原鉄道に揺られること約1時間、明るい有明海を控えた島原駅に着く。島原半島の中心地、雲仙の東の玄関口であると当時に、天草半島への海の交通の要でもある。

島原駅を降りると正面に堂々とそびえているのが、昭和39年に復元された島原城の天守閣。かって過酷なキリシタン弾圧を行い、島原の乱を引き起こした松倉重政の居城跡である。

駅から歩いても約10分程度で島原城跡公園に到着する。この中に復元された天守閣があり公園内は広く、車でゆくと場内に入り天守閣のそばまで行くことができる。(有料)

1階はキリシタン資料館になっており、キリシタン禁止の制礼、マリア石像、踏絵の原銅板、島原の乱のときに一揆軍が武器とした農具など数百点が陳列されている。

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島原からバスに乗り仁田峠(標高1080メートル)を超え、50分ぐらいで雲仙岳に着く。雲仙岳は、島原半島中央に形成された複式火山群で半島西方の橘湾を中心とする千々石カルデラの外輪に位置する。広義では、火山学上の「雲仙火山」と同義で、最高峰の平成新山をはじめ、三岳(三峰)とも呼ばれる普賢岳・国見岳・妙見岳、五峰(五岳)とも呼ばれる野岳・九千部岳・矢岳・高岩山・絹笠山を含め、東の眉山から西の猿葉山まで、総計20以上の山々から構成される。

まだ、記憶に残っていると思うが1986年から始まった橘湾群発地震により1991年に雲仙普賢岳の大噴火により発生した火砕流で尊い命が失われた。

絹笠火山群は山岳温泉郷を作っており、正確にはここが雲仙温泉と呼ばれる。雲仙国立公園の中心、標高727メートルの地にある雲仙温泉は、古湯、新湯、小地獄に分かれている。古湯が温泉郷の最北にある旧湯で、雲仙温泉の中で最も古い歴史を持つ。

文武天皇の大宝元年、温泉神社や温泉山大乗院満明寺が、名僧行基菩薩によって建立開山されたとの伝説もある。新湯は明治11年(1878)に開発された新しい温泉で、現在はここが温泉郷の中心をなしている。古湯と新湯の間とにある小地獄は、小噴火口跡にある静かな温泉郷で、開設は享保16年(1731)8月、現在は30におよぶ地獄が存在する。大きく分けられていて、清七地獄・八万地獄・雀地獄・お糸地獄・大叫喚地獄・邪見地獄・泥火山となっている。それぞれいわくありげな名前が面白い、いずれも熱湯を轟々と噴き出していて壮観である。

そもそも雲仙の地名は、大宝元年(701)名僧行基が建立し命名した温泉山大乗院満明寺の「温泉」からきているといわれている。それが国立公園となって、他の温泉地と被らないように「温泉」→「うんぜん」→「雲仙」と自然に改められた。本来の名所は高来峰という。

雲仙公園は、昭和7年10月8日、国立公園候補地に選定され、昭和9年3月16日に指定された。九州の軽井沢とも言われて現在でも外国人観光客も多く、古くは江戸時代から文人・外人の避暑地として栄えた。

■キリシタン弾圧の地獄と化した雲仙温泉

これら地獄は遠藤周作の小説「沈黙」にも描かれている、キリシタン殉教の悲しい歴史がある。小説の中から引用すると

・・・・・煮えかえる池の岸に連れていかれ、沸き立つ湯の高い飛沫を見せられ恐ろしい苦痛を味わう前にキリストの教えを棄てるように説き勧められた。池は恐ろしい勢いで沸き立ち神の御助けがなければ見ただけで気を失うほどのものであった。・・・・・自分たちを拷問にかけよ。信奉する教えを絶対に捨てぬと答えた。役人たちは柄杓で熱湯をすくい各人の上に振りかけた。キリストの英雄たちは身動き一つせずにこの恐ろしい苦痛に耐えた。

今からおよそ400年前、島原藩が厳しくキリスト教徒を迫害した時、この雲仙地獄は残酷極まる本当の地獄と化した。つまり熱湯責めにするという拷問である。その最初の殉教者となったのが。パウロ内堀削右衛門等16名だった。教徒たちは荒縄で手足を縛られ、首に大きな岩を結びつけ、熱湯を背中に浴びせられた。さらには、硫黄のたぎる地獄に投げ込まれ、改宗を迫られたがそれに応じず、16人は次々と息絶えていった。

寛永年間(1630年頃)長崎奉行竹中采女正は、長崎キリシタン宗徒を捕まえてこの地へ送り、改宗しない者たちをこの地獄に投じたという。白い煙の間に立つ十字架や石碑が、そんな信者たちの悲しい歴史を物語っているかのようだ。

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🔶雲仙温泉観光スポット

■地獄めぐり

雲仙温泉を代表する観光名所・地獄温泉。 硫黄の香りが立ち込め、地の底から吹き出す蒸気と熱気が辺り一面を覆い尽くす光景は、まさに地獄そのもの。ここはキリシタン殉教の舞台になったところでも知られ、殉職碑も建てられています。
大叫喚地獄やお糸地獄、清七地獄など30あまりの地獄からなり、さまざまな哀史や伝説を今に伝えています。

2016年秋にリニューアルされ、今までの「見る地獄」から「体感する地獄」へと生まれ変わりました。
地獄内は遊歩道が整備されており、約60分ほどの地獄めぐりの途中には、新しく整備されたスポットがあり、雲仙地獄を五感で楽しむことができます。

・足を置くと地熱や噴気を体感できる休憩所
「雲仙地獄 足蒸し(あしむし)」
・地獄の蒸気を使って蒸しあげている名物温泉たまごを販売している
「雲仙地獄工房」
・周辺の地獄を見学しながら温泉卵を楽しめる
「雲仙地獄見台」(兼休憩所)

■小地獄温泉館

ここは古くからあり立ち寄り湯としては有名です。入浴料も安いし旅の疲れをいやすのにはちょうどいい温泉だと思います。小地獄温泉の裏手には、ハート型の湯量豊富な源泉があり、 「愛」が湧き出るスポットとして評判です。
湯船には白くやわらかいにごり湯をそのまま掛け流し、時を忘れて心身を癒すと共に「美肌の湯」としても喜ばれています。施設情報 料金 大人:420円  子供:210円

営業時間 9:00~21:00
定休日 無休
住所 〒854-0621 雲仙市小浜町雲仙462
電話番号 0957-73-2351

■雲仙ビードロ博物館

雲仙には洋館風の建物がいくつもあります。開湯以降、外国人の避暑地として栄えた面影が今も残っています。この雲仙ビードロ美術館もそのうちの一つ。美術館とありますが、そんなにかしこまったものではなく売店の2階に有料の展示があります。

2階の展示は広さがそれなりにあるので意外と充実しています。ビードロと名は付いていますが長崎産のものは少なく、古今東西のガラス細工が色々と並んでいます。好きな人なら楽しめると思います。1階はショップです。ガラス細工以外のお土産も売ってます。ガラス細工の体験も出来るそうなので興味のある方は事前に問い合わせてみてはいかがでしょう。

チェコのボヘミアグラスやフランスのガラス細工や9世紀頃に使われていたオイルランプや、香水瓶、オールドバカラのシャンパングラス等、アンティークのガラス細工が好きな人にはお勧めできます。ヨーロッパの貴族や富豪の部屋を再現した所が3部屋あり、その中にはアンティークの大きなオルゴールを100円玉を入れて聴ける部屋もありました。

営業時間 9:00~18:00 入館受付17:30迄
定休日 なし
住所 〒854‐0621 雲仙市小浜町雲仙320
電話番号 0957-73-3133

■雲仙おもちゃ博物館

雲仙温泉とはまったく無関係ですが温泉街の中にあり、メインストリート上なので見つけるのは簡単です。1階が駄菓子屋兼レトロ玩具店という感じで、博物館はその上の2階にあります。そこまで広い店内ではありませんがとにかく物がぎっしりと展示いています。

1階は店なので、見るだけならタダです。商品が雑多に所狭しと並ぶさまが本当に駄菓子屋っぽいですね。やはり昭和の世界を感じます。かなりの年代物ばかりで、40代だとリアルタイムでは知らないものが多いかもしれません。さらに上の世代がメインのような気がします。

営業時間 10:00~17:30
定休日 不定休
住所 〒854‐0621 雲仙市小浜町雲仙310
電話番号 0957-73-3441

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■仁田峠ロープウェイ

仁田峠の駐車場から、標高1333mの妙見岳までは雲仙ロープウェイを使って気楽に登ることができます。
海抜1300mの上空を空中散歩しながら眼科に見渡す広大な景色は抜群。
標高差約174m、距離約500mの仁田峠駅から妙見岳駅間を約3分で結んでいます。

ゴンドラは足元近くも見られるような広い窓が特徴で三線交走式。

雲仙ロープウェイ(往復)大人1260円・小人630円。

営業時間 8:51~17:31(4~10月) 8:51~17:23(11~3月)
定休日 荒天時運休有
住所 〒854‐0621 雲仙市小浜町雲仙551
電話番号 0957-73-3572

■雲仙仁田峠

春には峠にツツジが咲誇り、夏の緑、秋の紅葉、冬の霧氷と四季を通じて雲仙観光のメッカとなっています。仁田峠から妙見山頂へロープウェイが運行し、仁田、妙見の展望ラインをなしています。
峠へは全長11.3キロメートルのスカイラインが通じ、途中、杉、桧の樹林を縫い、有明海、橘湾の海洋美や九重連山の展望を楽しみながらのドライブはきわめて快適ですね。
また途中の第2展望所からは、平成新山をま近に見ることができますよ。

雲仙と言えばやはり紅葉でしょう。色づく雲仙を眺めながらドライブや登山を楽しめます。妙見岳と野岳の鞍部にあたる仁田峠は標高1080m。妙見岳山頂に向かう雲仙ロープウェイ乗降場近くには展望台があり、みなさんも記憶に残っていると思いますが、1991年の普賢岳の噴火で姿を現した平成新山が望めます。

小浜仁田峠循環線は人気のドライブスポットで、普賢岳登山道は、多くの登山客が訪れます。10月25日~11月3日 雲仙仁田峠プレミアムナイト(雲仙ロープウェイを夜間運行し、妙見岳の紅葉をライトアップ)

霧氷は零下数度の風によって吹きつけられた霧や雲が木の幹や枝に凍り付いてできたものを霧氷と言い、当地では「花ぼうろ」とも呼んでいます。
山の北西や北東側に主に見られます。妙見岳に上り、国見岳までの自然歩道を散策がおすすめです。なお積雪時は足元の充分な装備が必要です。
初霧氷は早い年で11月中旬から近年やや遅く12月上旬頃。

■雲仙温泉まとめ

雲仙と聞くとどうしても1991年の雲仙普賢岳の災害を思い出してしまいます。「歴史は繰り返す」ではないけど、過去の歴史から見ても雲仙火山群は100年以内の周期で噴火を繰り返してきました。「自然がなせる技」じゃないですが、人間の力では止められない強大な力を見せてくれます。また自然の力があるからこそ、私たちがこうやって美しい景観を目にすることも忘れてはいけません。

雲仙温泉の悲しい歴史背景を知ると、自然の猛威よりも人間のエゴイズムの怖さが恐ろしいほどに伝わってきます。宗教もしょせん人間が創り上げてきたもの、自然との闘いに勝てるはずもありません。世界ではまだまだ宗教弾圧で起きる紛争が各地で行われているのが現状です。早くこういったことが無くなる世界になってほしいものだと感じます。

今日は最後までお読みいただきありがとうございました。

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