湯の街別府、九州の東北部、大分県のほぼ中央に位置する別府市。

言わずと知れた温泉観光で有名な街ですが、この街は私の第二の故郷でもあります。

最初に訪れたのは今から49年前、小学校の修学旅行の宿泊地として足を踏み入れました。

記憶が少しあいまいでもありますが、鉄輪温泉の一角にある「みなと屋旅館」に宿泊したと思います。

なぜこの地が第二の故郷になったのか?

その決定的な事件が宿泊した次の日の朝に起きました。

朝食前に旅館屋上でラジオ体操を行うことになり、眠たい目をこすりながら屋上へと足を運びました。

時間は確か午前6時過ぎ、5月下旬の朝はまだ肌寒く少し体を震わせながら手すり越しに見える景色を眺めていました。

その時、別府湾から昇る朝陽が湾を通りぬけ街並みを走り、扇山を超えて鶴見岳へと一気に駆け抜けたのです。

まるで大きな水彩画を見るように、国東半島から続く弓なりに描かれた海岸線が大分市内まで続き、水平線の向こうにたぶん四国であろう薄い陸の影が浮かび上がっていました。

目を少しずつ街並みへと移すと市内のいたる所から立ち昇る湯けむり、それが朝陽と交じり合って緑の丘陵の扇山へとゆっくり進んで流れてゆき、まるで自分の体が湯けむりと同化して大空を飛んでいるかのような錯覚さえ覚えてしまったのです。

この時私は子供心に誓いました。「自分が死ぬまでに必ずもう一度この景色を見に来る」と、小学生だった私にしてみれば遠い地の出来事であり、心の奥深くに刻み込まれた情景に強い衝撃を受けてしまいました。

 

その情景を再び見られたのは18才の夏の事でした。

大学の先輩が突然、朝の4時に私の部屋を訪れて「お前に素晴らしい景色を見せてやる」と言い、ボロボロの車で私を「十文字原展望台」に連れて行きました。

別府湾から朝陽が昇る瞬間、私の中で小学校の修学旅行で見た景色がよみがえり、体が震えて涙まででてきました。

もう40年以上も前のお話です。それ以来この地を離れても必ず1年に一度訪れて、ここから見る素晴らしい景色を眺めております。

人には人生の中で必ず忘れられない景色を持っているはずです。それが名もない景色であってもその人にとっては生きてゆく大きな糧となっています。

私もこの十文字原から見る景色が人生の糧となっております。

自然を愛し、自然体で生きる。

これからも情報発信の中で少しずつですが紹介していきたいと思います。

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■湯の街別府の絶景スポット!

この「十文字原展望台」に行くには別府市内に入り国道10号線を国道500号線(やまなみハイウェイ)・(九州横断道路)方面に曲がり、道なりに上っていくと湯治場で有名な鉄輪温泉を過ぎます。道はさらに上っていき右手に坊主地獄があり、そこの信号を右折(安心院方面・国道500号)

 
泥湯温泉を過ぎて湯の花で有名な明礬温泉に入っていきます。
ここで少し休憩!

駐車場が狭いため、多くても20台ぐらいしか止められません。休日は訪れる方が多いため混雑し、別府市内から登ってくると駐車場に入るための右折が困難となります。十文字展望台を見学後下ってくると駐車場に入るための待機場があるためスムーズに入れます。また警備員の方も誘導してくれます。                                
明礬温泉は硫黄の匂いがすごいですね。この匂いが嫌いな方にはちょっと耐えられないかも! 「地獄蒸しプリン」を食べてみました。


もちろん硫黄の味はしません。まろやかで甘みがありとても美味しかったです。(食べかけで写真を撮るなと怒られました)



自衛隊の演習場入口を過ぎるとすぐに「十文字原展望台」と書かれた看板を右折して狭い道を一番奥まで行くと駐車場があります。そこに車を止めて10歩ほど歩くと別府湾を中心に広がる大パノラマが目に飛び込んできます。

 

大分の放送局テレビ塔と併設した標高300M位の丘陵地ですが、ここですごいのが弓なりに描かれた別府湾の海岸線が一望できること。

右手を見ると湾から広がる国東半島が見え、左手には高崎山を過ぎて大分市内へと続く海岸線が伸びてゆき、空気が澄みきった視界のいい日には水平線の向こうに豊後水道を超えて四国の陸の影も見えます。

眼下の別府市内に目を移すと、別府八湯すべてが見渡せて街のあちこちから湧き出る温泉の蒸気が、まるで蒸気機関車が街の中を何台も走っているかのように感じてしまいます。

この記事の一番最初に載せている写真「湯けむり展望台」からの眺めも情緒がありますが、ここからの景色は最高ですね。

まさに別府温泉の真骨頂とも言えるべき風景です!

「十文字原展望台」から見る日中の景色も素晴らしいのですが、晴れた日の出の時間帯に行くことですね。

遠い水平線の彼方から昇る朝陽を眺めるだけでもありがたい気持ちになるのですが、その朝陽が昇るにつれて水平線から柔らかな光が輝き始めて、青色の別府湾の真ん中に一筋の光の道が突然現れます。

その光はまるで電光石火のようにすごい速さで湾を走り、三角すい状に広がる別府の街並みを昇って行き、扇山を超えて奥別府にそびえ立つ鶴見岳へと一気に駆け登ります。

毎日見られるわけではありませんが、この光景を一度目にすると忘れられない風景の一つになることだと思います。

今ではデートスポットとしても有名です。夜景も本当に素晴らしいので、観光のスポットのひとつに入れていかれてみてください。

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■別府観光のグルメは名物「だんご汁!」

さて、大分に来たのだから「だんご汁」を食べなければと思い、長年通っている「甘み茶屋」を久しぶりに訪れてみました。近頃ではいろいろな観光雑誌に取り上げられて、儲かっているのでしょう。40年前は細々とやっていたお店だと記憶しております・・・・・

    
道路沿いに面していますが非常にわかりにくいです。気が付いた時には通り過ぎてしまってる恐れがあるので要注意ですね。駐車スペースは建屋の奥にあります。入口も狭いのでわかりずらいです。休日はお客さんも多く1日中通して混雑してます。約30分~1時間待ちは当たり前です。

 
混雑を避けるために出口を別に設けてます。

 

お店も増設しており、店内も和風でモダンな造りになっています。
    
    
    
一番人気の「天むすとだんご汁」、「だんご汁定食」そして「とり天」です。

天むすはエビと野菜から選べます。定食のきな粉をまぶした「やせうま」は淡白なやせうまときな粉の甘みが絡みおいしいでね。

「だんご汁」はゆずごしょうを振りかけるとほんのりゆずの香りが漂いいい香りがします。

具はやせうま・白菜・サツマイモ・ゴボウ・ニンジンと豊富で、味付けは濃いめです。

鳥天の漬け汁はかなり濃厚です。(カボスが入っているのかも)

全体的に味付けは濃いめです。田舎的な味で大変おいしくいただけました。

「天むすとだんご汁小」850円

「だんご汁定食」1080円

「とり天」390円

高いとは思いませんでした。比較的リーズナブルなお値段だと思います。

一度寄られて食してみてください。

別府温泉の観光と歴史も公開しております。

【別府温泉】地獄めぐりに見る歴史の背景

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■癒しの湖 志高湖

さて、食事を済ました後は一路奥別府へ!

県道11号線を別府市内から湯布院方面へと走っていくと、鶴見岳ロープウェイ乗り場を過ぎ道路をのぼりつめて行くと信号がありそこを左折、志高湖へと入っていきます。

「志高湖キャンプ場」としても有名ですが山林の中に広がる湖として古くから人々に安らぎと癒しを提供してくれるすてきな場所ですね。

 

    

「志高湖」にいる白鳥たちは飛ぶことができません。一年中ここで生活しています。本来白鳥は渡り鳥、大空に羽ばたいて何千キロもの距離を優雅に飛び回る鳥です。それを考えると少し寂しい気分になりますね。



■別府八湯温泉観光地図

別府市観光協会

住所 大分県別府市上野口町1-15
お問い合わせ 別府市観光協会
(TEL)0977-24-2828
料金 無料
休日情報 土日祝日
駐車場 あり
アクセス JR日豊本線別府駅から徒歩約10分
ホームページ http://kyokai.beppu-navi.jp/

■いい景色です!  別府湾PA

最後に多くの方が車で来られると思います。別府インターを下りる前に東九州自動車道別府湾PAがあります。私的にはけっこう好きな場所です。

     高速道路の別府~湯布院間は霧の発生が多く通行止めなることも多いことで有名ですが、この別府湾SAは景色もよく敷地も広いので休憩をとるには良い場所です。

 

    

店内はそんなに広くはありませんが、テラス席もあり別府湾の景色を眺めながら食事と休憩ができます。

 
  定番のおみやげコーナーです。

 
   気になったんで食べてみました。けっこういけます!

 
           DogRanもあります。

 

別府には数多く温泉施設が点在します。紹介すれば切りがありません。今回あえて温泉は記事にはしませんでした。次回別府を訪れた時には、王道である温泉・地獄めぐりを主に取材していきます。

 

湯の街 別府

別府八湯とは市内8つの代表的温泉地の総称です。(浜脇温泉・別府温泉・亀川温泉・鉄輪温泉・観海寺温泉・堀田温泉・柴石温泉・明礬温泉)

源泉数 2217

湧出量 83.058リットル/分

ダントツの日本一!

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